パタゴニア・アウトドア

パタゴニアとは?パタゴニアの理念から学ぶ4つのポイント

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パタゴニアというアウトドア・ブランドをあなたは知っていますか?

パタゴニアといえば、まず思い浮かべるのがフリースやダウンジャケットで、冬の季節になると街でよく着ている人を見かけるようになりました。

今回はそんなパタゴニアの会社について書いていきます。

とてもユニークな理念と考え方を持っているパタゴニアとは?、現在の日本に必要であろうポイントをボクの視点から書いていきます。

パタゴニアの創業者の言葉が深い『人よ、遊べ』

前にパタゴニアがコヨーテという雑誌に特集されてました。

ボクはこのフレーズを聞いたとき正直ビックリしました。
普通あまりこんなことを言う大人っていないなと思ってたし。だいたい「しっかり仕事しろ」とか、「遊びなんてしてる場合じゃない!!」とか、こんな感じですよ。

しかし、パタゴニアの創業者イヴォンの考えは違う。
イヴォンはまず自分の好きな事、スポーツなどを思いっきり楽しんでこそいい仕事が出来るとしています!
だからまず、『人よ、遊べ』と言っているのです。
この考え方がすごいですね。

なので、パタゴニアのスタッフはアウトドアスポーツや自分達の好きなことに没頭している人が多いです。
ボクも元々はそのうちの1人で、サーフィンを熱意を持ってやっています!

パタゴニアの創業者である、イヴォン・シュイナードが書いた本があります。
パタゴニアは本や写真集みたいなものまで製品として出しています。
その本、「社員をサーフィンに行かせよう」は本当に今の日本の人に、特に日本の古い企業体制に足りないものが書かれているのでぜひ読んでいただきたい!

新刊はこちらです。

イヴォンは仕事もたしかに大事だけど、遊ぶことによってリフレッシュしたり、色々なことが体験できるのでそれが仕事の効率を上げたり、さらにパフォーマンスの向上にもなると考えています。

しかも、そういうフィールドで遊ぶ時にパタゴニアの製品を使えば、製品の良さを自分で感じられるので接客などでお客さんに伝わりやすい。

なので、スタッフの中には忙しくない時期にサーフトリップに行ったり、海外に一人旅に行ったりと遊びにも本気で取り組んでいる人が多いのです。
仕事している=えらいみたいな日本の社会は、ドンドン変えなくてはいけないと思う。

パタゴニアが株式会社にしない理由

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イヴォンは、「会社は株主のためにあるわけじゃない」と言っています。
株式会社にするという事は、株主の顔色を伺いながら経営していかないといけません。

自分達がやりたい事があっても株主がNOならNOなのです。
これでは良いものも作れないし、パタゴニアの理念である「最高の製品を作り、ビジネスを手段として環境危機に警鐘を鳴らし、解決に向けて実行していく」がやりにくくなります。

株式会社は誰のためにビジネスをやっているのか?、をもう一度考え直さないとダメです。

パタゴニアは最高の製品を作る

パタゴニア創立40周年の時に出た特集本です。

パタゴニアのコアの部分がこの物作りにあります!!

パタゴニアは製品に絶対の自信をもっています!
そのあらわれとして、製品に100%保証を付けています。
パタゴニア製品は不満があれば返品・返金できます。
それがたとえ使用したとしても、基本的にレシートがあれば返品・返金してくれます。

良い製品を作らなければ、企業として利益を出し、ビジネスとして成り立たないからです。
過酷な自然環境下でも最高のパフォーマンスを発揮できる製品じゃないと、ビジネスとして利益をあげられないと考えているのです。

素晴らしい製品は口コミで人から人へと伝わっていくのです!
なので、パタゴニアは過剰な宣伝・広告などはほとんどしていません。
使った人や直営店のスタッフが製品の良さを伝えて、それがどんどん波状のように広がるのです。

現在、日本では食品の偽装や、異物混入、リコールなど物に対する信用度が低くなっています。
企業はできるだけコストをおさえて、利益をあげるようとしています。
それゆえに、低品質な製品ができあがってしまったり、問題が出てきたりするんだと思います。

パタゴニアや製品に自信がある会社のように、まず製品開発や品質にお金をかけるべきです。
そして最高の製品を作れば、それは行き過ぎたCMなどしなくても人々に伝わります。

パタゴニアはビジネスを手段とする

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パタゴニアの考えは、まずしっかりビジネスとして利益を出し続けて、その先にパタゴニアのミッションである環境問題に取り組んでいくというものです。

人は生きているだけで自然環境や地球に負荷をかけています。
これは仕方のないことでゼロにするのはかなり難しいです。

それじゃあ、できるだけ環境に対する負荷を最小限に抑えるしかありません。
企業も同じで、ビジネスをすると少なからず環境に負荷をかけます。
これをパタゴニアはビジネスを手段として環境危機に警鐘を鳴らそうというミッションを掲げているのです。

最近では、パタゴニアでは新たに食へのこだわりや環境面などを考えた食品作りなども行っています。

環境などの取り組みは利益としては直結などしません、でも、そういうアクションを人びとは見てます。
他の企業は自分のところの利益しか考えていないところが多く、環境など二の次になっています。
まずは利益、利益、利益・・・これではいつか終わりがきます。

もう一度考えましょう!
人がよろこぶことや感謝されることをしよう、まずはGive,Give,Giveなのです。
与えることが利益とは関係なくても!!
そしてまわりまわって、パタゴニアの製品やパタゴニアが好きと言ってくれるのです。

パタゴニアとは まとめ

いかがだったでしょうか?
パタゴニアとは?が少しわかったでしょうか?

パタゴニアのフリースやダウンなどは知ってる人も多いと思いますが、会社の考え方・理念などはあまり知らないと思います。

パタゴニアは独特な会社で、日本の典型的な企業とは真逆な事をしていますね!笑
でも、そこに今の時代・会社の組織などに必要なポイントではないでしょうか?

まずパタゴニアはビジネスとして成功して、パタゴニアみたいな会社をドンドンまねしてくれる会社が出てくるのを望んでいます。
視点を変えて仕事をすると面白くなってくるし、いい会社が増えて社会や地球がよくなってくるのではないでしょうか?